(その3)代表者の自己紹介
こんにちは。
前回に続いて、自己紹介をもう少し。
入社13年目に経理に配属になったわけですが、自分には知識も経験もありませんでしたので、同所属のメンバーに教えていたいただきながら一歩ずつ実務を学ばせていただきました。何しろ扱うものが「お金」ですので間違いがあったらいけません。緊張感満載で毎日の業務を行っていました。
そうこうするうちに、「資金繰り」を任されるようになりました。何しろ当時の自分にとっては一大事です。資金繰りは「会社のお財布」ですから、入金と出金をきちんと把握して先の見通しまで想定して進めなければいけません。判断に迷ったときには部長に相談をさせていただきながら業務をすすめていましたが、ついにその時が来ました。部長の会社卒業の時です。さあ、もう自分一人でやるしかありません。
「やるしかない」と覚悟を決めると、少しだけ肝が据わった自分がそこにいました。
少し肝が据わった私は、出入りする「お金の流れを」すべて把握するにはどういたらよいか?を日々考えながら資金繰り業務に努め財務諸表についても深掘りしてゆくと、会社の問題点が次々と見えてくるようになりました。
課題を改善するためのアイデアを考案するわけですが、実行に移すには自分一人では進められるものではなく、従業員さん・お取引様・取引金融機関様(所謂ステークホルダー)のご理解とご協力が必要になります。
人生とは、思いもよらないことが起こるもので、それは平成25年(55歳)の時でした。
全粉商事は、人間の体に例えると大手術をする必要あることを私は確信しました。
さあ大変です。
しかし、私はこう考えました。「いや、大手術をすることにより会社が健康体になるのであれば、これは絶好のチャンスではないか!」と。
そうです、会社を健康体にする「千載一遇のチャンス」がやってきたのです。
(続く)